灰と蜜

元ラブホ職員日々徒然

ラブホのフロントで働きたい人へ(電話対応・内線編)

以前の記事では、ラブホフロントの主なお仕事「フロントでの接客と料金精算」について書きました。

今回は主なお仕事の第2弾編。電話対応について書いていきます。

(長くなりそうなので、小分けにします)

 

ラブホテルのフロントというと、一般のホテルのように忙しなく問い合わせ電話に応じたり、レストランの予約を取ったり、お荷物を預かったりというイメージはないかもしれませんね。

 

結論から書いてしまうと、イメージそのままです。日によっては、居眠りしちゃいそうなくらい楽ちんです。

実際、居眠り常習犯でミスばかり繰り返すので、クビになったスタッフがいました。

ラブホで(色んな意味で)寝ていいのはお客さんだけです。気を付けましょう。

 

ただし、カウンターで複数人による対応を行なう一般ホテルとは異なり、大体のラブホテルはフロントが1人体制。

目の前にいらっしゃるお客さんの対応と、電話対応との兼ね合いが求められます。

ほぼ全ての窓口を自分ひとりで担当することになるので、電話の本数自体は少なめでも、忙しく感じることはあるかもしれません。

詳しくひも解いていきます。

 

電話業務を大まかに分類すると、

・お部屋のお客さんや、ホテル内スタッフとの内線電話

・ホテル外のお客さんや、業者さんとの外線電話

この2種類でした。部屋数が多く立地のいいホテルだと、お客さんの数も増えて、外線と内線の本数も必然的に増加するでしょう。

働きたいホテルの規模がどの程度なのか、自分の希望に合うホテルを探すのがいいですね。

 

ちなみに、私が働いていたのは、都心から多少離れた片田舎という立地でしたが、30部屋~40部屋くらいの中規模ホテルでした。

人通りの多い大通り沿いで、駅から徒歩10分圏内の好立地だったので、平日のお客さんは少な過ぎず多過ぎず、といったところ。

 

だが、しかし。

休日前の夕方から休日当日にかけては、毎週が繁忙期です。

 

土地柄もあってか、デリヘルを利用されるお客さんが多くいらっしゃったことが、電話本数を急増させる要因だったと思います。

電話、接客とてんてこ舞いで、食事はもちろんお手洗いに行く隙すらない、なんて日もあったり……。

こうなってくるとラブホスタッフは、お客さんの性生活の所為で人間生活が損なわれる仕事ということになってくるんでしょうか。ファッキンセックス。

ちなみに、デリヘル利用者の大半は年配者です。若者が多い歓楽街などのホテルの方が、デリヘル店からかかってくる電話の本数は減るかもしれませんよ。

 

とにかく、土日祝日は修羅場!

これはサービス業にかせられた、永遠の宿命でしょう。

 

比較的楽して働きたい方は、10部屋~20部屋くらいの小規模ホテルを探すこと。

もしくは、土日はシフトに入れない! という希望条件で求人に応募することをオススメします。

 

かくいう私も、息つく間もない電話ラッシュと、部屋の出入り報知、カウンター接客、料理と在庫管理~なんて馬車馬状態でやっていて、土日にシフト入りすると体調を崩すことに気付きました。

 

勤務し始めた頃は、まだまだ新しいホテルでお客さんも少なかったんですけどね……。

結果、土日はやってらんないわ出られませんと降りました。

平日シフトに固定する代わり! と言わんばかりに、他のスタッフが担当しない在庫チェックや発注、資料作成など、中枢管理面に力を入れてごまかしていた感じです(笑)

 

私の場合は、周りのスタッフさんが働き盛りで、土日のシフトを埋めてくださったからよかったですが。

これからラブホテルで働こうとしている人は、自分の希望条件とホテルの規模をよくよく考えてから、雇用主の方と事前に話し合うようにしましょう。どの業種においてもいえることですが、これは何よりも大事です。

 

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フロントから内線電話をかけるケース

 

(しつこいようですが)私が働いていたホテルを例に挙げると、かかってくる電話に出るのがほとんどでした。フロント側から電話する場合といえば、

 

<内線>

 1.時間前コールする
 2.トラブル、イレギュラー発生のためお客さんに確認事項がある
 3.ルームスタッフへの伝達事項がある

<外線>

 4.お客さんから問い合わせがあった、忘れ物の発見連絡

 

上記の5点が基本でした。見ての通り、こちらからお電話する機会自体が多くはないので、電話が苦手な人でも比較的働きやすいのではないでしょうか。

接客業慣れしている方なら、余裕の業務内容です!

 

1.時間前コール

時間前コールとは何か? というと、チェックアウト数分前に「何分前ですよ。時間に気を付けてね~」というお知らせの電話をお部屋にかけること。

要するに、お客さんがうっかり延長しないための予防線です。

私のホテルでは、宿泊のお客さんが寝過ごさないよう、チェックアウト数十分前にかけていました。

 

土日祝日などの休日前になると、部屋が宿泊客で満室になることも珍しくなかったので、朝は時間前コールでほぼ全室に内線をかけまくるときも。

そして、働くホテルによっては、宿泊のお客さん以外にも時間前連絡する業務があります。(サービスタイムや休憩など)

これまた部屋数が多いと、結構なタスク量になるので注意が必要です。

 

はっきり言って、働きたいホテルは1度利用してみるのが手っ取り早い!

とはいっても、働く前からあれこれ慎重になってコストをかけたくはないですよね。そんな方は、面接の際にそれとなく「時間前コールはやってますか?」とか探りを入れてみるのもひとつの手です。

 

2.トラブル、イレギュラー発生のためお客さんに確認事項がある

 

おつりを少なくお渡ししてしまった、デリヘル嬢さんがドアベルを鳴らしているのにお客さんが部屋扉を開けない、 注文を受けたメニュー、アメニティーが在庫を切らしていた、などなど。

 

書き出すと切りがありませんが、とにかく何らかの問題が発生したときは、お部屋に電話をかけて確認を取らなくてはいけません。

 

この場合、電話をかけるタイミングが重要になってきます。

ホテルの規定にも寄ると思いますが、よほど緊急性の高い用件ではない場合、入室からしばらく(大体5~10分以上?)経っていたら、下手にコールしない方が無難です。

 

何故かというと、やはりそこはラブホテル。

お楽しみの真っ最中に、フロントから電話でピロピロ横槍なんて入れられたら、怒り心頭に発するお客さんもいらっしゃいます。発するのは下半身だけにしてくれ。

良かれと思って連絡したはずが、空気を読めてなかった、なんて空回りは嫌ですよね。タイミングは見極めましょう。

 

では、緊急性の低い用件の場合はどうするかというと、

チェックアウト直前、恐らく部屋を出る準備をしているだろう、という頃合いを見計らって電話したり、

お客さんが部屋から出て、ルームキーを返却くださるときにお伝えしたりしていました。

 

そして、延長が長いお客さんの部屋にも、確認の電話をします。

チェックイン時にご説明した料金プランを勘違いなさっているのかもしれませんし、部屋で寝過ごしてしまっているのかもしれません。

 

それだけならまだいいですが、もしもお客さんが部屋にルームキーを放置したまま、無言でチェックアウトをしてしまっていたら。

フロントである自分がそれに気付いて処理していなければ、該当のお部屋はいつまでも入室状態でキープされてしまい、延長料が付与されてしまいます。

 

私は、チェックアウト5分前くらいになってもお客さんが出てこない部屋があると、

料金制御システムを使ってドアオープンの履歴を調べたり、監視カメラの映像を遡ったりして、部屋が無人なのに入室状態のままになってはいないか確認していました。

 

ちょっと目を離した隙に、黙って部屋を出て行かれていた……なんて可能性もある訳です。

接客業の基本は人を疑うこと! と以前にも書いた通り、お客さんの挙動はもちろん自分の仕事振りを疑うことも重要です。

人間不信は接客業にうってつけということです。人見知りの人間嫌いのみなさん、あえての接客業をやってみませんか。

 

 3.ルームスタッフへの伝達事項がある

 

私のホテルでは、ルームスタッフ(清掃さん)は、フロントルームに同室している訳ではなく、控室で待機しているか、チェックアウト後のお部屋の清掃をしていました。

 

そのため、お客さんからフード・ドリンクメニュー等の注文があったら、ルームスタッフの方にお部屋まで持って行ってもらうように内線電話でお願いします。

他にも、アメニティの追加注文があればお部屋に届けていただきますし、部屋の中にある設備(TVやDVD、シャワー、エアコンなど諸々)の使い方がわからないと言われれば、清掃さんに直接操作をお願いすることもありました。

支配人からの伝言があれば、電話でお伝えすることも。

 

上記からわかる通り、清掃さんはフットワーク軽く、状況に合わせてあちこちへ移動させられるお仕事ということになりますね。

 

それに比べて、フロントスタッフは対照的。

ちょっとお手洗いに行ったり、エントランスや事務室内の簡単な清掃で席を立つことはあっても、よほどのトラブルがない限りはフロントから遠くへ離れることができません。

 

私は元々自堕落なインドア人間なので、天職という感じでしたが。

椅子に座ってじっとしているのが苦手、という方にはおすすめできないお仕事です。

 

とはいえ、曇りガラスに覆われているタイプのフロントなら、料金口を覗き込まれない限りはお客さんからこちらの様子は見えないので。

仕事に支障さえ出なければ、フロントルーム内で身体を動かしてもOK。勝手にストレッチや腕立て伏せなんかをしている分には自由です。

問題があるとしたら、他のスタッフから何事かと思われそうなくらいじゃないでしょうか。

 

4.お客さんから問い合わせがあった、忘れ物の発見連絡

 

上記は外線電話がほとんどです。

(稀にフロントやエントランスにお財布を忘れて、そのまま部屋へ上がって行ってしまったお客さんがいた場合などは、内線でお部屋にお電話しますが)

 

ホテルを利用された後に忘れ物の問い合わせがあり、電話番号を教えてくださったお客さんには、それらしい物品が見つかり次第こちらから電話でご報告します。

 

まず、問い合わせがあった時点で、物品の簡単な特徴をお聞きしておくのが重要!

発見後の連絡では、事前にうかがっていた特徴の他にプラスα、見た目、形などをさらに詳しく確認するのがベストです。

 

ラブホテルは一般のホテルとは違い、短時間休憩で入られるお客さんが多いです。

様々な方が訪れ、1日に同じ部屋を何度もシェアして使っているようなものなので、同じ部屋番号から見つかった似たような物品でも、別の方の忘れ物である可能性もあります。

見つかりました! とお電話して、いざ引き取りにいらっしゃったら、お客さんの物じゃなかった、となるとまずい訳です。わざわざご足労いただく訳ですから、クレームの元になります。

お電話したら、特徴をきちんとご説明した上で取りに来ていただきましょう。

 

あいまいな場合は、別の方のお忘れ物という可能性もありますので、お時間があればご確認を~とか前置きした方が無難ですね。

 

そうはいっても、クレームになってしまうものはなってしまうので仕方がありません。諦めて対応しましょう。

以前、長時間フロントのカウンターに居座って「せっかく来たのに私の物じゃないなんて! 保管体制はどうなってるんだ、清掃スタッフが盗んだんでしょ!」とかいうクレームを延々と語ってくるデリヘル嬢のお客さんがいました。

 

ラーメン屋じゃないんで、カウンターにへばり付くのやめてね。仕事の邪魔。

じゃなくて、申し訳なくてハゲそうでした、ごめんなさい!

 

以上。今回は、主にフロント側からかける内線電話について、あれこれと書きました。

次回はホテル外のお客さんや、業者さんとの外線電話について書いていきます。

 

 

ラブホで働いてみて~外国人が来たらどうするの?~

前回の記事では、 ラブホにおける外国人観光客の脅威について言及しました。

 

私自身の語学力がゼロだったために、絶望をシャウトする記事として偏りがちだったのですが、今回は私が実際にラブホテルへ来店された外国人観光客をどのように対応していたかなど、希望を持てる内容を書いていきたいと思います。

諦めたら試合終了です!

 

 ジェスチャーとメモ書き

 

さて、初っ端から不安に駆られた、そこのあなた。大丈夫です。

「これを筆頭に書き始めるのって、絶望じゃん」と思いながらも、一応は手段のひとつとして触れているだけです。他にも手段はあるので大丈夫です!(余計に不安感をあおる「大丈夫です」の多用)

 

まずは外国人のお客様がいらっしゃったら、宿泊か休憩か、英単語をメモに書いて見せ、指差していただきます。

「Stay?」   「Rest?」

次に、それぞれのチェックアウト時間や必要な説明を、ネットで調べて紙に書いて見せます。

「Check -out time is 12 o'clock tomorrow.」などなど。

了承を得たら、料金も同様に紙に書いて見せ、お支払いただきます。部屋に行かれる際に、説明を書いたメモごとお渡ししましょう。

 

ちなみに、ここで「外国から来ているんだから、宿泊に決まっているだろう」と話を進めてはいけません。

 

私が働いていたホテルでは、精算時に日本語を一切発しなかったにも関わらずサービスタイムで入室後、ちゃっかりとデリバリーヘルスまで利用した外国人のお客さんがいました。

デリヘル嬢の方が平然とお部屋に入って、数時間後に出て行かれたのですが、語学力抜群の方だったのかもしれません(?)ヘッドハンティングしたい気分でした。

それとも、お客さんはデリバリーヘルス関係者に対しては日本語が堪能になる、という特殊能力の持ち主だったんでしょうか。このサイコ野郎め。

外国人のデリヘル嬢さんという訳でもなかったので、私の中で永遠のミステリーです……。

 

翻訳アプリの使用

 

翻訳アプリというとたくさんの種類がありますが、私が実際に業務で使っていたのはGoogle翻訳アプリ。

以前、ホテルにいらっしゃった外国人のお客さんが、あまりのコミュニケーションの取れなさに笑いながら、ご自分の端末でこちらのアプリを使って会話を試みてくださったことがありました。

天下のグーグルというだけあって、外国のお客様にも知名度が高いアプリなのかもしれません。使わない手はないでしょう。

 

play.google.com

 

上記アプリは、私にとって正義の味方であり、神の化身です。

救世主メシアとはこのことでした。お布施はあげてませんけど、崇めていました。(無料アプリなので安心!)

 

まずはアプリ画面内で訳したい日本文を入力、もしくはアプリ内にてマイクを起動して日本語を喋ると、簡潔に英訳してくれます。


「チェックアウト時間はお昼12時です」=「Check out time is 12:00 noon」といった感じ。

 

翻訳履歴も残りますし、訳した後に音声ボタンを押せば、英文をそのまま読み上げてくれる優れもの。

事前に説明したい言葉を調べておいて、いつでも対応できるように履歴に残しておくのもいいですね。

そして外国人観光客の方が来たら、これが目に入らぬか、とお見せするのです。
多少はめちゃくちゃな英文になっていたとしても、英単語のひとつも思い浮かばない丸腰でジェスチャーに命を懸けるより断然マシです!

 

電話通訳サービスの利用

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話せないなら話してもらえばいいじゃない! ということです。マリー・アントワネットもビックリの開き直りをかましていきましょう。

私が勤務していたホテルで実際に採用していたのが、都道府県の提供する電話通訳サービス。

 

勤務当初は、外国人観光客のお客さんを意識したサービスを一切想定していないような状態だったのですが、私が責任者の方に泣き言を言って掛け合って新たに導入していただいたのが、こちらのシステムでした。

代表的な例として、東京都と京都府の関連ページを貼っておきます。

 

www.metro.tokyo.jp

 

京都市:外国人観光客宿泊施設向け 24時間多言語コールセンター事業への滋賀県の参画について

 

国が外国人観光客の呼び込みのために推進している計画なので、なんとなんと、申し込みすれば契約料は無料。

通話料さえ支払えば、電話1本でお客さんの対応やサービス内容の説明などを、一時的に委託することができます。

 

お客さんがいらっしゃったら、専用のテキストで使用言語を選んでいただき、コールセンターに電話をかけます。あとは、お客さんに受話器をお渡ししてサービス内容の説明や、問い合わせの対応をお願いすればOK。

お役所のみなさん、バンザイ。これで玉音放送と共に膝を折らなくて済みました。

 

だが、しかしです。

このお役所推奨のサービス、よくよく読んでみると盲点が見えてきます。

東京都のものを例にすると「※1.宿泊施設、2.飲食店とも、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第6項に掲げる「店舗型性風俗特殊営業」を行っている施設及びこれに類する施設は除く。」とあります。

つまり、ラブホテルとして国に届け出を出している、由緒正しき純ラブホテルは「店舗型性風俗特殊営業」にあたるため、こちらのサービスは対象外とされてしまうんです。

 

では、どうして私のホテルでは導入が認められたか。

以前の記事でも触れましたが、私が勤めていたホテルはラブホテルとしての届け出はしていないものの、サービス内容は丸っきりラブホテル、というグレーゾーンなビジネスホテルだったため、法律上は店舗型性風俗特殊営業にあたりません。

そのため、このような国の提供するシステムを導入することができた訳です。世の中、ずるい奴が勝つ。

 

いかがわしいホテルは、例えニーズがあっても救いの手を差し伸べてもらえない模様です。

なんてむごたらしい仕打ち。公務員や政治家の方だって、ラブホテルくらい使ったことあるでしょう! 恩知らずか!

  

口汚い言いがかりは置いておくとして、

私達の「美しい国、日本(笑)」からのサポートがいただけないとなると、残された手段は、民間の電話通訳サービスになります。

 

こちらも、都道府県の提供する電話通訳サービスと同じく、電話1本あればOK!

ただし、料金は契約後の月額一括で支払うタイプや、通話回数によって変動するなど、契約内容が様々です。

働きたいラブホテルごとに、支配人の方に相談してみるのもひとつの手段ですね。

外国人観光客の多そうな都心のラブホテルを狙っている方は、電話通訳サービスを導入しているかどうか、事前に聞いてみるのもいいかもしれません。

 

そんなの面倒臭い! という人のために

 

私が働いていた店舗のように、ラブホテルであってラブホテルでないグレーゾーンなホテルなら、都道府県の提供する格安の電話通訳サービスを導入することができます。そちらの方が経費の削減になりますし、支配人の方もシステム導入のハードルが低いのではないでしょうか。

お国のサービス導入が可能なのかどうか! そこを確かめるためには、勤めたいホテルの店舗が法的にラブホテルなのか、という点をチェックしてみましょう。

  • ラブホ街にある
  • 一目でラブホとわかる店舗デザイン
  • 周囲に広告が出ていない

上記に当てはまれば、大体はラブホテルと見ていいのではないでしょうか。

 

なお、店舗に直接電話で問い合わせても、店員がラブホテルとグレーゾーンなビジネスホテルの違いを知らない場合は「うちはラブホテルですよ~」なんて説明が返ってきてしまうケースも少なくないんです。

そんなときは、公式サイトやホテルの紹介ページに下記のマークが記述されているかどうか、チェックした方が確実かもしれません。

 

『18歳未満の者がその営業所に立ち入ってはならない旨のマーク』

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Webサイト『ハッピーホテル』では、レジャーホテルからラブホテル、私の勤務していたグレーゾーンなビジネスホテルまで、様々なタイプのホテルが掲載されています。

そちらのホテル紹介ページに上記の『18歳未満の者がその営業所に立ち入ってはならない旨のマーク』が記載されていれば、そのお店は、法的にラブホテルの届け出を出しているホテルだと見ていいでしょう。

参考にすると便利です!

happyhotel.jp

 

そもそも外国人の来ないラブホテルはないの……?

 

様々な対策案を書いていきましたが。

ここで、どうしても外国人対応に自信がない! という方にオススメのラブホテル選び――もとい、職場選びの秘訣を簡単に挙げていこうと思います。

  • 都心のラブホテルを避ける
  • 観光地のラブホテルを避ける

上記の2点は鉄則と言えます。場末のラブホテルなら、外国人の方がいらっしゃる頻度が少ないので、必然的に日本人のお客さんが大半を占めることになります。

かといって、高層ビルや繁華街のない田舎情緒溢れる所ならどこでも大丈夫、という訳ではありません。

 

働きたいホテルの立地周辺に、由緒あるお寺や神社、お城、またはオタクカルチャーの聖地などはありませんか? 

それらを目的とした外国人観光客の方も大勢いらっしゃいます。注意してチェックしましょう。

ほどよく片田舎、特に取り柄のなさそうな場末の店舗なら、あの手この手を使って外国語対応を講じる頻度は少なくなるはずです。

 

ただし。絶対にいらっしゃらないとは言い切れません。そこは宿泊施設に定められた宿命です。ご来店された際には、潔く腹を括り、最善を尽くしましょう!

せっかく日本にいらっしゃったんですから、楽しい旅行ライフをお過ごしいただきたい限りです。

 

おわりに

 

2020年に、東京オリンピックが開催されることも影響しているのでしょうか。

日本に訪れる外国人観光客の数は、うなぎ登り。需要の増加に伴って、働いてみたいラブホテルや導入するツールを考慮していけるといいかもしれませんね。

 

 

 

ラブホで働いてみて~外国人観光客の脅威~

近年、日本に訪れる観光客の方が増えている所為でしょうか。

ブログ開設当初、テストも兼ねて同様の記事を公開していたのですが、検索からアクセス頂いている方が多かったようで驚きました。

という訳で、今回はラブホテルで働いていた中で、外国人のお客さんが来店されたときに感じたこと。

以前公開していた内容も含めつつ、ざっとマイルドに書いていきます。マイルドに。

 

日本に訪れる外国人が急増中!


今や都心で繁華街の人混みを歩いていると、あちらこちらから外国語の会話が聞こえるのは当たり前です。免税店も続々と増え始めている様子ですね。

メディアでもよく報じられている通り、日本へ訪れる外国人観光客は着々と増加傾向にあるようです。

ところで、去年放送されていたあるテレビ番組では、ゴールデンウィーク中に日本へやってくる外国人観光客について取り上げられていました。

 

番組は大型連休GWに賑わう都心を中心に、女性ガイドさんが観光客をご案内する内容。

「普段行かないような所に行ってみたいんだ」と無邪気な外人さんと共に、ガイドさんは渋谷の街へ繰り出します。
スクランブル交差点の人混みでも見せるのかな、なんて思いきや。彼女が向かったのはラブホ街でした。


外国人「ここはなんてところ?」
ガイド「ラブホテルエリア」
外国人「ここがそうなの? 一度来てみたかったんだ」

 

テレビの画面越しにテンションを上げている様子の外人さん。
一方、当時ラブホテルで勤務していた私はというと、正直なところ頭を抱えたくなりました。ゴーアウェイ! なんてブーイングと悲鳴を上げながら、テレビ画面にトマトや空き缶を投げたい気分だった訳です。

私がいかに米国文化に対してステレオタイプ(?)で、実用性ゼロのイメージを持っているか、ということが文面から滲み出ていますね!

 

そして、当時の私がどうしてそんなにも悲痛なトマトの砲丸投げをしたくなったかというと。

それは私自身がラブホテルのフロント対応において、一切の日本語が通じないお客さん相手に接客を試みて、何度か臨死体験に近いものを味わっていたからです。簡単に言うと私怨です。


大袈裟な表現ではなく、勤務上のミスで生じたレジ金の誤差等々を自己負担させられる、というなかなかブラック傾向だった私の職場において、何ひとつ日本語の通じない外国人観光客さんは本当に脅威でした。

使徒みたいなものです。何で逃げちゃダメだったんだろう?

 

ほとんどのラブホテルで、フロントは1人体制が基本です。

支配人や責任者の方が英語に堪能であればまだ救いはありますが、一般のホテルに比べれば、英会話に通じている人員は極々少数なのではないでしょうか。

 

そうなると、フロントスタッフはネットで英単語を調べながら、メモ書きやイラストを駆使してお客さんと意思疎通を図ることになります。ジェスチャーを交えつつ、いかに正確に料金プランやチェックイン、アウトの時間を伝えるか。

今すぐ終戦の玉音放送でもバックミュージックに流して、職場から全力で走り去ろうか、という思いに何度駆られたことか……。

マッカーサー万歳! なんて適当に言っていれば気を良くして帰ってくれないかな、と思っていました。
(危ない人達に怒られそうなので、これ以上は書きません)

 

余談ですが、私が働いていたラブホテルは外観が地味だったということもあって、一般のホテルと間違えてお越しになる外国人の方も少なくなかったのかもしれません。

入店するなり、タッチパネルにビックリ。フロントの怪しげな曇りガラスにビックリ。

エントランスに並ぶいかがわしいコスチュームや、デリバリーヘルスの雑誌を見かけてWhat is this?! HAHAHA!!なんて大笑い。

腕にタトゥーの入ったナイスガイが、曇りガラスの料金口から覗き込んで来て「日本のホテルはみんなこんな風なの?」と笑いかけてきたことも珍しくありません。(その雑談すら、メモに書いていただいて和訳することでようやく理解できた訳ですが……)

ややこしくて申し訳ない限りです。Welcome to ヤり部屋。

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一応は宿泊施設なのに……ラブホの問題点

 

ラブホテルの提供物は、値段はもちろんのこと時間制限や受付可能人数、部屋のタイプやサービス内容、注意事項など。寝食可能なお部屋をご提供するだけあって、説明事項や問い合わせが多岐に渡ります。

持って来られた商品を「これは○○円ですよ」と言うだけでは済ませられません。

言うなれば、一般のホテルと同様のご説明内容がある訳です。

 

それにも関わらず、よほどおもてなしのサービス精神を経営方針としているか、都心の中心にある店舗か。

もしくは浅草や京都など、元から外国人観光客の方の呼び込みに熱心な場所でない限り、ラブホテルは、外国人向けのサービスやスタッフを備えていない場合があります。


私が勤務していたラブホに限っては、英語表記の料金表の1枚すら用意がなく、語学力を求めるスタッフの募集は過去に1度も行なったことがありませんでした。

外国人観光客が訪れる、という想定すらされていない訳ですね。

よって、英語でのコミュニケーション力は壊滅的。誰ひとりとして、まともに会話ができる人間はいませんでした。

宿泊施設としてどうだったんでしょう、この体たらく。私自身も含め、情けない!

 

もしも私が勤めていたホテルのように、やる気も誠意もないサービス業をちんたら営んでいる地雷店に観光客の方がいらっしゃった場合。

学のない純日本人スタッフは言語の壁に悶え苦しみますし、お客さんも何ひとつ思うようにいかない接客態度に苦笑いすることになるでしょう。

ひいては、日本のラブホテルを紹介したガイドさん達の信用を損なう結果にも繋がりかねない、ということです。

 

さて。ガイドさんとお客さんの立場に立ったような、恩着せがましい言い方をしましたが。

要するに、ラブホテルのスタッフが使徒襲来に命を削られるので、わざわざ変なお店をご紹介しないでください、という苦しみを書きつづりたかったのが、勤務当時の私の気持ちでした……。

 

観光先としてはユニーク!

 

働いていた身として、マイナスイメージばかり書いてしまいましたが。

外国の方からしたら、ラブホテルというのは知られざるマニアックな日本の姿かもしれません。観光先の穴場としてご紹介するのは、純粋におもしろい提案だと思います。

 

そもそも、都心(激戦区)のレジャーホテル、ラブホテルでは、初めから語学力の必要性をほのめかすフロントの求人情報を出しているところもあります。(まだまだ数こそ少ないですが)

入店するお店さえ間違えなければ、外国人観光客の皆さんもコミュニケーションの壁を味わわなくて済むのかもしれませんね。入店するお店さえ間違えなければ。


私が感じたことはシンプルです。
テレビ番組の尺的に委細説明をカットされていただけかもしれませんが、番組で登場したガイドさんが言ったような「日本のラブホテルは、安いし綺麗だしサービスもいいですよ」というのは、半分が事実で半分はブラックジョーク(?)だと思います。

 

ご紹介をするのなら、日本語がまったくわからない外国人が単身で入店しても、ある程度は対応が可能なスタッフ教育や、接客態度を心がけているホテルかどうか。

その点をフロントスタッフに軽く確認してから、おすすめしていただきたい限りでした。

もしくは、ガイドさん自らがご一緒に入店の上、外国人のお客さんがサービス内容に戸惑わないように計らっていただけたら、本当に泣けるほど嬉しいと思います。

別にメイクラブしなくたって、お部屋をご利用いただいていいんですよ!

 

まとめ

 

今の日本のラブホテルは、問題点が少なくありません。

確実に増加傾向にある外国人観光客の皆さんへ向けて、いかにご満足いただける対応をするか、という段階までサービスの質が追い付いていないのが現状だと思います。

せめて英語を使った料金表の設置など、基本的なシステムをラブホ全体が敷いていければ……いくら業界自体がうさん臭い業種とはいえ、ニーズに対応するための打開策を編み出していけるといいですよね。

 

そんな訳で。もしもここまで読んでくださった方の中で、ラブホテルのフロントで働いてみたいけど語学力は自信がない、と不安になった方がいらっしゃったら。

大丈夫です。語学力ゼロの私でも働けました。

長くなってしまったので、今回はこの辺りで。

次回は、ラブホテルで日本語の通じないお客さんが来店されたときの対処方法など、前向きな内容も掘り下げて書いていこうと思います。

 

おすすめ書籍

 

新版 ホテルの英会話ハンドブック CD付

 

在職中にこれを買うべきだったかな、という感想が否めない。

変にこじゃれた読み慣れない表現に偏らず、基本的な内容がコンパクトにまとまっていたので実用性が高そうでした。在職中にこれを買うべきだったかな、という感想が……etc

ラブホで働いてみて~フロント接客、料金精算で感じたこと~

今回もラブホテルのお仕事について。

業務内容の説明とは、少し逸れた内容です。

私が実際に働いた中で感じた、カウンターでの接客と料金精算における感想を書いていきます。

もしも、働いてみたい……という方がいらっしゃれば、応募先のホテルを選ぶ上でちょっとした参考になれば幸いです。

 

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フロントに遮蔽物があるメリット

前回の記事で書いた通り、ラブホテルやレジャーホテルには、フロントスタッフとお客さんの間に、お互いが顔を合わせないように仕切りがある場合と、仕切りのない場合があります。

 

はたしてデザイン性を重視しているのか、ラブホのスタッフなんかを好き好んで選ぶ人間を晒しの刑にする意図があるのか。

通常のビジネスホテルや、カラオケのカウンターのように、開放的なフロントを設けたオープンフロントのホテルもあるようですね。

私が勤務していたホテルのカウンターは、ほぼ全面曇りガラスに覆われており、料金のやり取りをする穴がちょこんと開いているだけのタイプでしたが。

 

その点、遮蔽物があると仮に変わったお客さんが来店されても「てめえのおつむに、風穴をこさえてやるぜHAHAHA」といきなり鉛玉でも食らわされない限りは、多少の身の安全が確保できます(?)

粘着質なクレームや酔っ払ったお客さんが来ても、直接に目と目を合わせて対応しなくて済むのは、楽と言えば楽でした。

 

また「申し訳ありません」も「ありがとうございます」も、声色だけできちんと表現できれば、表情や仕草、お辞儀等で精一杯お伝えせずに済みます。

ここが、他の接客業にはない魅力のひとつとも言えるでしょうか。

 

お客さんも、ガラス越しのラブホテルでの接客に飲食店のような意気揚々としたフレンドシップは求めていない方が多い印象です。

ホテルの立地や客層の年代にも寄るかもしれませんが、ラブホのご利用をちょっぴり恥ずかしく感じるお客さんもいらっしゃるので。

雑談を振ってくるような方も、他の接客業よりは少ないように感じました。

丁寧に穏やかに、必要なことがご説明できていれば問題ありません。

 

案外、奥手で接客業に不安のある方でも、働き易い環境かもしれませんね。オススメです。

 (かくいう私も、和気藹々、元気一番、お客様は神様だ! というのを避けて、ラブホテルのフロントをやってみることにした節があります)

 

そして、女性の方には朗報(?)です。

ちょっとくらいお化粧をサボったり、セットが乱れていても大丈夫。 

お客さんは遮蔽物の下から覗き込まないと、フロントスタッフの顔が見えません。

毎日バッチリメイクなんてめんどくさい! というずぼら系女子には、ちょっと嬉しい環境かも……?

 

 

フロントに遮蔽物があるデメリット

取り立てて言うほどでもないですが。

耳の遠いお客さん相手だと、カウンターが遮蔽物で覆われている分だけ、声を張らないとトラブルになりやすいです。

こちらが利用プランの内容をきちんとお伝えしたつもりでも、わかったわかった、と適当なあいづちをうってチェックインした後に「そんな説明は聞いてない、聞こえなかった」と訴えてくる方もままいます。

聞こえてないのに、何をどうやってわかった?

メンタリスト○aigoか?

お客さん相手にそんな横柄な態度は許されないので、お年寄りの方、いちゃいちゃ会話しながら説明を聞き流しているカップル等には、要注意です。

 

また、店員の顔が見えないという所為なのでしょうか。

お客さんから、同じ霊長類として接される頻度も若干下がります。

 

私が学生時代に働いていたパン屋や、その他の接客業経験を思い起こすと、明らかにお客さんの態度の温度差、空気感の違いはひしひし覚えました。

もちろん、一般の接客業においてもスタッフを自販機か何かと勘違いしていそうなお客さんというのは、どこでもいらっしゃるものですが。

いかがわしいホテルを利用する、という後ろめたさに十字架を背負っているのか。

めくるめくセックスのことで、頭がいっぱいなのか。

フロントスタッフの説明を聞こうともしないお客さんは、珍しくありません。

 

注文やクレームも強気な命令口調は当たり前。顔が見えないからと上手に出て、恫喝してくるようなお客さんもまれにいます。

そこから出て来て、顔を見せて謝れ。

よくこんな所で働くね、恥ずかしくないの?

なんて、クレームついでにケチを付けてくる方も。ラブホテルなんかで働いているような人間は、社会の最底辺とでも思われているのかもしれませんね。

人が愛を育む場を提供する仕事だぞ。崇め讃えよ。

 

冷たくあしらわれても、根気強く、声だけは柔らかく。

説明途中で立ち去られようものなら、呼び止めてでもご説明した方が無難です。

利用料金を踏み倒すような態度や、過度な恐喝に出られたら、迷わず支配人に報告の上、警察を呼びましょう。 

 

そもそも、ラブホテルに来るようなお客さんは客層がちょっと……と言ってしまえば、それまでではありますね。 確かに不思議なお客さんは多いです。

霊長類同士、ラブ&ピースでいきましょうよ。メイクラブするホテルですよ。

 

前払い制のメリット

 

前払い、先払い制のホテルは、チェックインする前に料金をお支払いただくため、未払いのまま出て行かれる可能性が少ないです。

お客さんが部屋を選んでそのまま客室へ向かってしまっても、鍵さえお渡ししていなければ入室はできません。

確実に基本料金を頂戴してから、お部屋へご案内できるので、後払い制のホテルよりも安心ですね。

 

ちなみに、私が働いていたホテル、チェーン店の方は後払い制でした。

そちらでは、部屋を使うだけ使いフードを食べるだけ食べて、未払いのまま窓から脱出しようとしたお客さんがいたのだとか。

ミッション:インポッシブルか。食い逃げに身体を張るな。

その食い逃げインポッシブルは、無事に(?)警察の御用となったそうですが。

 

もし万が一逃走されてしまっても、前払い制のホテルなら、よほどの追加料金が生じていない限りは被害額が少額で済みます。

後払い制ホテルのように、チェックインしてしまってから「財布の中にお金がない!」なんて言われることも少ないので、働きやすいのではないでしょうか?

(もしも延長料などがかさみ、手持ちがない、と言われたら身分証を人質にとって預かった上でお金を下ろして来ていただきましょう。料金を頂戴できるまで、野放しにしてはいけません)

 

前払い制のデメリット

 

後払い制のホテルが、全ての利用料金をチェックアウト時に一括でお支払いいただくのに対して、前払い制は利用プラン料金をチェックイン時に。

延長料が付いたり、追加でドリンクやフードなどを注文された場合は、チェックアウト時にお支払いいただくので、二度手間ではあります。

 

また、これは店舗に寄りけりですが、私の働いていたホテルでは両替が厳禁でした。

部屋に入ってからデリバリーヘルスなどを利用して、両替を希望されるお客さんがいた場合、既に料金をお支払いただいているので、お金を崩しづらいというのも若干のデメリットでしょうか。

 

デリバリーヘルスご利用のお客さんの、両替希望の多いこと多いこと……。

ご要望がある度にお断りして、ドリンクやフードなどをご注文いただき、そのお支払いでお金を崩すことを提案していました。

 

まとめ

 

私個人の感想としては、フロントに遮蔽物があり、前払いの方が安心して働ける環境でしたが。

実際にラブホテルのフロントで働いてみたい! という方は、そのホテルごとの設備や特性を、ご自分の希望に合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

 

おもしろ書籍

 

ラブホテル・コレクション 

表立った広告を風営法で禁じられているからこそ、装飾や毒々しいネオンを駆使し、ここはメイクラブなホテルである! という激しい主張をかますラブホテル。

独創的なデザイン、無駄に凝ったくだらない設備の数々は、もはや重要文化財です。

古き良き(?)うさんくさいラブホテルの写真がたくさん載ってます。目が眩む。

ラブホのフロントで働きたい人へ(接客、料金精算)

今日はラブホテルのフロントの業務内容について。

ラブホのフロントって、主にどんな仕事をしてるの?

という基本的なところを、ざっくり書いていきます。

 

主な料金システム

 

まず、ラブホテルのフロントは清算方法ごとに種類が分かれています。

  • 対面式

 有人フロント。スタッフがフロントに常在して、お客さんと直接料金のやり取りをする。

 フロントがスモークガラスなどで仕切られていて、ガラス穴から清算をする店舗と、一般のホテルと同様に、カウンター内でお客さんと顔を合わせて清算をする店舗がある。(オープンフロント)

 

  • 非対面式

 無人フロント。フロントやエントランスにスタッフがいない。

 お客さんはエントランスのタッチパネルなどで部屋を選び、自動精算機等へと料金を支払う。

 

私が働いていたホテルは、曇りガラスで仕切られているタイプの対面式でした。

有人フロントにあたりますので、今後の記述内容もそれに沿ったものになります。恐らく同じフロント職でも、両者の業務内容は異なるかと思います。

 

余談ながら、私が当初採用頂いたラブホテルは無人フロントでした。

そのホテルでは、普段は清掃スタッフと一緒に清掃作業に入り、電話などが来たら客対応を行なう、というスタイルのフロント職なのだとか。

(何で清掃もフロントもやらされるのか。タスクは2倍なのに時給が同じだし、ほぼ清掃スタッフじゃないの。フロント職だって言うから応募したのにお茶目さんか、帰る。と契約を交わした当日に丁重にお断りしました。ごめんなさい)

実際に働いてみたらそんなことはないかもしれないので、無人フロントのラブホテルで働いている方に、詳細をお聞きしてみたい限りです。

 

有人フロントの主な仕事

 

私が勤務していたホテルの仕事を大まかにまとめると、下記の通り。

1.フロントでの接客、料金精算

2.電話対応

3.業者、来客対応

4.フードの調理 

文字で書き出すとたったこれだけ。まあ簡単!

事細かに書くと、備品や飲み物の発注、エントランスと事務所内の掃除、ジュースサーバーとコーヒーサーバーの管理なども私個人の業務内容でしたが、これ等は主だった職務ではないので略します。

そのうち、番外編にでも。

 

今回は「1.フロントでの接客、料金精算」について、大まかに書いていきます。

 

1.フロントでの接客

<料金精算>

まずお客さんがエントランス内に設置してあるパネルで、内装写真や部屋番号、値段などを見ながら部屋を選びます。

フロントでは、利用する料金プランをご説明して選んで頂き、部屋と利用時間に応じる料金を(前払い制ホテルの場合)頂戴して、ルームキーをお渡しします。

ちなみに、私が勤務していたホテルは、必要な処理を清算システムに一任していたので、ボタン操作のみで料金や利用時間の算出が可能でした。(このシステムについても、別の記事で詳細に)

 

チェックアウト時は、延長料や追加の料金がないか確認の上で、ルームキーを忘れずに返却して頂きます。

あとは清掃スタッフさんがお部屋を整えて、お客さんが利用できる状態になれば、自動的にエントランスの部屋表示が「空室」に。新たなお客さんが部屋を選びます。

 

大まかな流れは上記の通り。このシンプルなループになります。

 

 

<利用状況の管理>

実際にお客さんと接する以外にも、お客さんの動向をしっかり見張るのも重要な仕事です。

私が働いていたホテルは、お客さんの出入りと電話がない限りは基本的にフリーでした。

一人体制で座り仕事なので、来客数が少ない日はゆったりできて楽ちんです。私も含めフロントスタッフ達は、勤務中の空き時間に読書やスマホゲームなどをして過ごす、なんて働き方も。(来客数が多いとてんてこ舞いですが)

 

だからといって、ぼさっと油断して座っていると、ルームキーやレンタル品を持ち帰られたり、延長料金やフード、ドリンク料を払い忘れて出て行かれてしまったり。

部屋にルームキーを置きっぱなしで無言退室をされたりすることも。

一人体制だからとくつろぎ過ぎずに、各階の監視カメラ映像と、清算システムのアナウンスに常に気を張っておく必要があります。

 

料金後払い制のホテルの場合は、さらに警戒が必要です。

利用料を未払いのままチェックアウトして行こうとするお客さんも、まれにいます。

 

どの部屋に何人が入ったのか。何人出て行って、何人残っているのか。

入退室を見逃して、無人のまま入室状態になってはいないか。

利用時間の超過は問題ないか。

長時間滞在しているお客さんは、部屋でトラブルを起こしてはいないか。

などなど。お客さんの部屋の出入り時はもちろん、入室した後の利用状況もきちんと確認をし続けます。

 

入室時に説明したから大丈夫だろう、常識的に考えてそんなことはしないだろう、と希望的観測に任せていると、何をしでかすかわからないのがお客さんというものです。

人間とは元来そういう生き物なのです。

 

接客業とは、人間を疑うお仕事です。

話が逸れました。

 

 まとめ

 

いかがでしょうか? 基本的に簡単そうなお仕事でしょう? やっちゃいなよYOU!

接客業経験のある方は楽勝です。未経験の方にもオススメできる内容です!

という、ダイレクトマーケティングはさておき。

 

今回は基本中の基本、接客と料金清算についてでした。

次回は、これら接客と料金精算において、

もう少し掘り下げた個人的な感想を書いていきます。

 

おすすめ書籍

 

 

ごきゅうけいですか? ラブホスタッフの上野さん

ツイッターで話題のラブホの上野さん。ラブホと言えばやっぱりこの方!

ラブホテルというお仕事ならではのおもしろネタはもちろんのこと、そうした職務の観点から得た、恋愛指南、人生指南の数々はラブホテルに関心のない人にもオススメできる内容です。

 

 

探偵社フルスピード

 

ラブリーだけど、ビジネスホテルでした。

初回の説明なので、若干短めの記事です。

このブログを書き進めるにあたって、まず書いておくべき必須事項があります。
それは私が働いていた職場が、
正規のラブホテルではなかった、ということです。

私の元勤務先は俗に言うと、レジャーホテル、ブティックホテルファッションホテル、ハッピーホテルなど。上記に分類される『法律上はラブホテルではないが、事実上ラブホテル』という宿泊施設でした。

 

そもそも、ラブホテルとは?

 

Wikiから引用させて頂くと
『ラブホテルとは、主にカップルのセックスに適した設備を持つ部屋を、

短時間(休憩)もしくは宿泊で利用できる施設。』とありますが、

実はこれだけでは、法的にラブホテルとは定義されません。

 

ラブホテルは風営法において、営業形態に決まりがあります。

施設全体の設備や、各部屋の設備が規定に該当する場合は

『営業開始届出書』を警察署に提出することが必須条件です。

 

ラブホテルの経営には、風営法による規制が付き物!


その規制内容たるや、詳細に正確さを重んじて書かなきゃ! と頑張ってしまうと
それだけで頭が痛くなるので、端的にかいつまむとこうなります。

  • 官公庁施設、学校、図書館や児童福祉施設等の周囲200メートル区域内で営業NG
  • 看板や広告物は制限あり
  • 18歳未満の者の採用、立ち入りの禁止
  • 警察職員の立ち入り、調査必須

などなど。ラブホテルとしての認可を法的に得るには、

届け出を提出の上、事細かな営業規定に沿わなくてはいけません。

 

つまり「我々はメイクラブなホテルです、やらしいセクロス部屋提供施設です」と

堂々と主張してしまうと、

お前等のような公序良俗に違反するいかがわしい日陰者共は、健全な社会に悪影響を及ぼすに決まっているから、自由に経営させる訳にはいかないぞ、この犯罪者予備軍の製造施設め、という規制をかけられてしまうんですね。

(めちゃくちゃに言い方が悪いですが、要約するとそういうことだと思います)


そうはいっても、私の元勤め先もまた、

短時間休憩を主としたサービスを行なっており、宿泊も可能でした。

フロントは全面曇りガラスに覆われており、

ガラス下部に開けられた小さな穴から、部屋料金のやり取りや接客等を行ないます。

お客様と直接に顔を合わせる機会は、ほぼなし。

客室内装はどぎつい具合にポップで、間違った方向にゴージャスで、えげつないラブリー路線でした。

 

エントランスには、レンタルのコスチューム。

客室の枕元には、これ見よがしなコンドームとローション。

イベントシーズンともなれば調子をこいて、

マムシの精力ドリンクやミニバイブ、手錠などを配布します。


これでもか! ここがいいのか! こういうのが好きなんでしょ!

と言わんばかりに、うさん臭いエロスに満ち満ちている勤務先でしたが、

飽くまでも、ラブホテルではありませんでした。頭がおかしいとしか思えない。

 

まとめ

 

私が働いていたのは、飽くまでもビジネスホテルとしての形式を保つことで、
口うるさい規制の網からすり抜け、便宜上円滑な経営方針を取っていた模様でした。

ラブホテルとしての届け出を行なっていないものの、

サービスは丸っきりラブホテル、というグレーゾーンなホテル。

違法ではない。事実、保健所の方達の出入りもあり、施設内はチェック済み。

営業を行なっていく上での審査は通っている模様でした。

違法ではない、とのことですが、だがしかし。

 

まるで盗作をオマージュと言い張るクリエイターのようです。
見苦しい抵抗はやめろ、このヤリ部屋!

 

という訳で。色々書きましたが、私個人としては当ブログ上で、

便宜上『ラブホテル』という定義名を多用します。


何故って、その方がわかりやすいし説明の必要がないからです。ごめんなさい。

 

もしも、きちんと届け出を出している純18禁ラブホテルでの勤務経験談や、
仕事内容、職務環境などを知りたい方がいらっしゃったら、
当ブログの記事内容は、微妙に主旨のズレがある可能性があります。
そっ閉じするか、参考情報程度に読み流すことをオススメします。

 

当ブログで書かれているのは、

ビジネスホテル(レジャーホテル)での勤務経験談です。


そんなこんなで、以上。今日書きたかったのは、
(ほぼ愚痴ですが)元勤務先ホテルの裏事情と前置きについて、でした。